バンコクから鉄道&バスでタマンヌガラを目指す!前編(2017年5月6日~7日)

スラマッパタン!(マレー語のこんにちは@午後)

今回はタイ・バンコクからマレーシア・タマンヌガラ国立公園へ一気に移動しました!

長くなったので前編後編に分けました。これは前編です。

位置関係はこんな感じ
タイからマレーシア鉄道概略

移動に関する話はレポート「タイ・バンコクからマレーシア・タマンヌガラへ鉄道とバスで行く方法」に分けで書いたので、細かい話が気になる方はこちらをお読み下さい。レポートの冒頭だけ先に読むと、地名が頭に入って日記が読みやすくなると思います!

まずは5月6日、バンコクの駅へ向かう所から。写真見てて、既に遠い昔の事のように感じる・・・まだ2日しか経っていないというのに(;^ω^)

カオサン通りから駅までの4,5kmを歩きます。朝8時半ごろに出発。カオサン通りから離れたところで朝飯。30バーツ(≒97円)


やっぱり少しカオサン通りから離れると安いですねー。もやしがたっぷり入っていて、麺は細めの米粉麺。鶏団子や練り物がたくさん入っていて、あっさりスープでうまかったです!

近道になるかなっと公園を通り抜け。


ただの公園にトレーニングエリアが・・・


野良マッチョたちが集うんでしょうな。


バンコクの市バス、案外ぼろい外観。


さて、バンコク駅(正式名称:フワランポーン駅)到着。
フワランポーン駅


なぜか端のホームが散髪エリアになっています???


無事、当日のスンガイコーロック駅(タイの南端)行きの切符が買えました。907バーツ(≒2,939円)。高い。
タイ国鉄切符

1日2便しかないからヒヤヒヤです。1便は寝台満席、2便目もあと3席でした。

遅い便しか買えず4時間ほど時間が空いたので駅周辺をうろうろ。


この辺は昔ながらのバンコクの町が残ってる感じでした。

公衆電話、なんで微妙に向かい合わせで置いてしまったん?


かぶったら会話しづらいやん。

もしかして・・・背中合わせでここで会話する!?(´・ω・`)

昼飯はなんとなく昭和感のある安食堂で。



タイに昭和もへったくれもありませんけど。

トムヤム風ヌードル40バーツ(≒130円)


朝飯とビジュアルが丸被りしてしまいました。見分けつきません。違う点は豚肉ががっつり入っていてちょっとピリ辛だったところくらいでしょうか。

他のバリエーションはあるのがろうか・・・と気になってまた買ってしまったこのアイス。



自撮りゾウってか・・・

バンコク駅に戻って、みんなと同じく床に座って待ちます。
フワランポーン駅構内

座席はよく見ると空席が多いのですが、隣と微妙な間隔で座っていたり、荷物をまわりにおいているせいで座れないデッドスペースになってしまっています。でも座席のタイ人も、床のタイ人も「椅子が無かったら床に座ればよくね?」と思っているみたいなので、特に問題ないようです。

発車20分前くらいにはホームに入ります。


車両数がものすごく多く、なぜか車両番号が整数と分数が混ざっている。探すのに苦労しました。駅員に聞いて連れてきてもらった座席はこちら。


ボク「あれ、寝台じゃないよ?」
駅員「後で作ります」

後で作る??(´・ω・`)まぁいいや

列車内のトイレはインドと同じ覗いたら線路。


落とし物をすると本気で取り返しがつきません。

なぜか列車のトイレにシャワー。


誰か浴びる人いるんだろうか・・・

向かいの座席に座った(たぶんタイ人の)白髪のおばちゃんがすごく親切にしてくれました。

車内販売の干しバナナを5パック買って1パックくれたり。(写真はもう半分食べた状態)
干しバナナ

停車駅で外から来た物売りから焼きそばを2パック買って1パックくれたり。


おばちゃんごちそうさまでした。超ありがとう(-人-)

タイ国鉄は、車内販売はすごく種類が充実していましたし、値段も良心的でした。基本的には1人の売り子さんが1種類~数種類の食べ物やお菓子を手に持って、十数人の売り子さんが常に車内を歩いている状態でした。ちょっと騒がしいw

売り子さんは当然タイ語なのですが、その一人が「×●#%!~モチ&△~」

なんか今「モチ」って聞こえた!と購入してみたのがコレ。20バーツ(≒65円)


あと緑色のバージョンもありました。

外側は小麦粉?でできた固い生地、中身は固めの芋あん?でした。


モチの謎は解けませんが、まぁまぁおいしかったです。

ではタイ国鉄を動画でお楽しみください。(30秒程度)



列車がなんだか本気出していませんね。市街地は遅いのかなっと思いましたが、市街地を抜けてから多少スピードは上がったものの、のんびりと走行していました。

18時を過ぎると、列車乗務員が寝台を作り始めました。こうなります。


これはまだ下は作っていませんが、下の座席も寝台に変化します。おもしろいけど人件費すごそうと思ってしまいます。

一夜明けて朝になると、徐々に人が降りて行きます。親切なおばちゃんも降りて行きました。


なんだか空の色が濃くなって、植物が熱帯っぽくなってきました。



途中の停車駅でも、徐々に頭に布をかぶったイスラム女性が増えて行きます。もうタイの南部は既にマレーシアっぽいですね。


列車に揺られる事21時間、スンガイコーロック駅到着!
スンガイコーロック駅

最終的には、同じ車両には一般の乗客2組と、いつの間にか乗って来た長銃を抱えた兵士3名しかいませんでした。兵士が一般の列車で移動と言うのも変なので、警護か何かでしょうか。

このスンガイコーロック駅周辺、国境は近いはずなのですが事前にGoogleMapでうまく地図が取得できず、どこにイミグレーションがあるかよくわかりませんでした。

とりあえず、スンガイコーロック駅の前でバイタクに捕まったので、バイタクに連れて行ってもらう事に。

バイタクからの景色。
イミグレへ

まぁ行ってみれば1kmもないし大通りをまっすぐ行けばいいだけだったので、歩けばよかったなという感じです。

タイ側イミグレーション到着。
タイイミグレーション

ここで問題が。バイタクに料金を払ったところ、お釣りの持ち合わせがないらしい。近くのバイタクドライバーに聞いて回っていましたが、戻ってきて渡されたのは5リンギット(マレーシアのお金)≒40バーツ。


100バーツ渡して60バーツ返って来るはずだったので、頭の中でざっと計算して「ちょろまかされてるなー」とは思いつつ、仕方ないので5リンギット受け取りました。しかしこの5リンギットが後ですごく役に立つことに。

タイ側のイミグレーションはすごくあっさり通り過ぎました。マレーシア側へのイミグレーションは、数百メートル歩きます。

この川が国境です!
タイとマレーシア国境

相変わらず線はありませんが、「ここが国境だ!」と言える国境に初めて出会えた気がします。

マレーシア側イミグレーション
マレーシアイミグレ
マレーシアイミグレ

雲行きが怪しくなってきました。

マレーシア側もすごくあっさり通り過ぎました。入国カードもありません。入国カードが無い国は初めて出会った気がします。

その代わり、荷物検査のおっちゃん&兄ちゃんの2人組に止められて、10分くらい会話しました。

最初の内は「荷物の中身は?」「マレーシアはどこに滞在するの?」という業務的な内容だったのですが、だんだん「何歳?」(パスポート見て)「東南アジア回ってるの?すごいね!」という興味本位な質問になってきました。物珍しそうに見られたので、この国境を超えるバックパッカーは少ないんだろうなーと思いました。

という事で、無事に6カ国目マレーシア入国しました!


なんか変なシールみたいなのが貼られた。どうするんだろこれ。

さて、マレーシアに入国した所で前半は終わります!後半はマレーシアに入ってからの記事になります。

コメント

  1. ログボ より:

    その国境、攻め込んだらすぐに越えられちゃうんじゃない?(´・ω・`)

  2. wolt より:

    >>ログボさん
    タイイミグレとマレーシアイミグレの間のフェンス、穴あいてましたしね・・・( *´艸`)

  3. y.kujime より:

    お疲れ様です、いつも面白いレポート有難うございます。タイからマレーシアへ鉄道移動ですか、一夜明けると、雰囲気違いますね、国内、国外問わず 列車の旅は独特ですね。車輪の音、風の音、人いきれ、車窓の風景、これが旅だ!とおもいます。しかし外国では緊張感が違うでしょうね。

  4. wolt より:

    >>y.kujimeさん
    いつもご覧くださり、こちらこそありがとうございますm(_ _)m
    鉄道の旅は良いですよね。学生の時にインドを鉄道で旅してすっかりハマってしまいました。
    でもやっぱり置き引きやスリ等を常に警戒しますし、乗り過ごしたらどうしようと心配してもいます。楽しく旅できるよう、気を付けます(^^)/